投資信託における国内・先進国・新興国について
2019.02.06
投資信託を選ぶ際に国内・先進国・新興国というキーワードが必ずと言っていいほど出てきます。
国内は言うまでもありませんが、先進国・新興国となると何となくしかイメージ出来ず、曖昧だったので、今回は投資信託における国内・先進国・新興国について調べました。
MSCIという組織
国内・先進国・新興国と言っても明確な基準はありません。
そこで基準が必要になりますが、その基準を算出しているのが、Morgan Stanley Capital International(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)=MSCIという組織です。
このMSCIが算出した世界の株式を対象とした株価指数がMSCI ACWI(All Country World Index)であり、これを基準として、MSCI World Indexや、MSCI Kokusai Index、MSCI Emerging Markets Indexなどの指標があります。
それぞれの指標が国内・先進国・新興国のどこに当てはまるのか、また対象となる国はどこなのかを解説していきます。
国内
お分かりかと思いますが、国内とは日本を指します。
先進国
日本を拠点に考えた場合の投資信託における先進国とはMSCI World Indexに分類される23か国から日本を除いた22か国(MSCI Kokusai Index)です。
- 米国
- カナダ
- オーストリア
- ベルギー
- デンマーク
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- アイルランド
- イスラエル
- イタリア
- オランダ
- ノルウェー
- ポルトガル
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- 英国
- オーストラリア
- 香港
- ニュージーランド
- シンガポール
新興国
投資信託における新興国とはMSCI Emerging Markets Indexに分類される23か国です。
- ブラジル
- チリ
- コロンビア
- メキシコ
- ペルー
- チェコ
- エジプト
- ギリシャ
- ハンガリー
- カタール
- ポーランド
- ロシア
- 南アフリカ
- トルコ
- アラブ首長国連邦
- 中国
- インド
- インドネシア
- 韓国
- マレーシア
- フィリピン
- 台湾
- タイ
まとめ
投資信託における国内・先進国・新興国について解説しました。
MSCI指数は主にインデックスファンドの運用指標として採用されています。
インデックスファンドの中にはMSCI指数ではない別の指数を採用している場合もあるので、運用方針を読み、何を指標としているかを必ず確認しましょう。