預金しても増えないなら、投資に回してみよう

預金しても増えないなら、投資に回してみよう

2019.01.31

みなさんは稼いだお金をどこに保管していますか?

私は銀行に預けています。

しかし2019年1月現在、普通預金の金利は軒並み年0.001%……。

仮に1000万円預けていても金利はたった10円。

ATMの手数料で飛んでいきます。というかマイナスですね。

「預金していても増えないなら、投資に回してみよう」そう考え、実際に投資を始めました。

投資と言っても沢山種類がある

実際に投資を始めようとして、まず悩んだ理由がこれでした

投資と言っても色々な種類があり、どれを選ぶか迷いました。

下にそれぞれの概要を簡単にまとめました。

※各投資の売買時にかかる証券会社等への手数料については説明を省略しています。

株式会社の株を購入・保有し、キャピタルゲイン、配当金(インカムゲイン)、株主優待などで利益を得ます。

キャピタルゲインとは

例えば1万円の株を保有していたとして、1年後に11万円になったとします。

その株を売却することで10万円の利益が出ます。この10万円がキャピタルゲインです。

実際は売却時に利益の2割(20.315%)に譲渡所得として課税されるため、その約2万円を差し引いた約8万円が利益となります。

例外として年間の給与以外の所得が20万円以下の場合は確定申告が不要なので課税は免れます。

また、少額投資非課税制度『NISA』(ニーサ)口座での取引の場合は一定期間非課税となります。

配当金(インカムゲイン)とは

株式会社が利益を出した場合に、所定の日に株主の保有口数に応じた金額を配布するものです。

株主優待とは

株主の保有口数に応じて商品券やグッズなど、お金ではないものを配布するサービスです。

有名な株主優待の例としては東京ディズニーランドを経営する㈱オリエンタルランドは株主にディズニーランドの入場券を配布しています。(保有口数によって貰える枚数が変わります。)

国債

国にお金を貸すことによって、利子や償還金を得ます。ここでは日本の個人向け国債を例に取ります。

個人向け国債は3種類

固定3年、固定5年、変動10年の3種類があり、固定3年・5年は固定金利で3年後・または5年後に償還(返済)される国債です。

変動10年は変動金利で10年後に償還される国債です。

それぞれ利子の受け取りが半年に1回あります。変動金利の場合はその時点での金利によって額が変わります。
また、どの種類でも定められた年数が経過することで償還金を受け取ることができます。

他の投資と比べて利益の幅は小さいですが、元本保証(1年以上保有)や金利の下限が定められていることから、安定性は高いです。

財務省 個人向け国債 Webサイト → https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/index.html

FX

色々な国の通貨を購入・売却し、その差額で利益を得ます。

FX取引の例

例えば1ドル100円の時に1ドル購入し、円高が進んで110円になったときに売れば10円の利益です。

たった10円の利益と思うかもしれませんが、FXはレバレッジという方法で倍率を上げることができます。

レバレッジを設定することにより、少ない資金で大きな利益を得られる可能性があります。

レバレッジをかけた例

例えば2万円に5倍のレバレッジをかけることで10万円の取引をすることができます。

先述の例に当てはめると、1ドル100円を2万円×レバレッジ5倍=10万円分購入した場合は1000ドル購入したことになり、1ドル110円になった時に売ることで10×1000で1万円の利益を得ることができます。

しかしその逆もあります。1ドル100円が90円に下がった場合は1万円の損失です。

レバレッジは多くの証券会社で最大25倍までかけることができます。

レバレッジは倍率によって必要な証拠金(担保)があるので詳しくはFXを取り扱う各証券会社にお問い合わせ下さい。

先物取引

約30種類の商品や農産物、貴金属、石油製品などの取引価格の値上がり・値下がりを予想し、値上がりした場合は転売、値下がりした場合は買い戻しをし、差額によって利益を得ます。

先物取引についての例

まず私たちの身近な取引である買い物を例に取ります。

コンビニで買い物をする際に私たちが行っている取引は現物取引です。

お店に置いてある商品をその時点での価格で購入し、商品をその場で受け取ります。

コンビニで100円のパンを3個、300円支払って、パンを3個受け取ります。これが現物取引です。

それに対して先物取引は100円のパンを3個、3ヶ月後に買う約束をします。

そして3ヶ月後、パンの価格が150円に値上がりしていたとします。3個で450円です。

しかし既に100円で3個の300円で買う契約をしていますから、150円お得に買えるわけですが、そこへ別のお客がやってきてパンを3個欲しいと言います。

ここでコンビニに仲介してもらい、別のお客に450円で販売します。

差額の150円をコンビニから受け取ることで150円の利益を得られるわけです。

ポイントとしては、あなたは実際にはパンを売り買いしていないということです。

パン(先物商品)の値上がりを予想し、コンビニ(先物取引業者)と約束(契約)し、値上がりした際に別のお客へ販売を仲介してもらい、その差額のみを受け取る。実際に物が無くても取引で利益を得ることができます。

先物取引も証拠金があればFX同様にレバレッジをかけることができますが、リスクがあるので注意が必要です。

投資信託

投資信託は株や債券、不動産、その他特定業種等へ投資する投資商品を購入し、売却によって得られるキャピタルゲインや、利益が出た際の配当金を得ます。

概要としては株に近いですが、株と異なる点は2つあります。

①分散投資ができる

通常、株を購入する場合は上場している株式会社の株を会社単位で買いますが、投資信託は例えば国内株式の投資信託の場合、東証一部に上場している株式会社の中の225銘柄に広く投資する商品などがあります。

仮にA社の株を購入した場合、株価が上がれば儲かりますが、下がれば損をします。

投資信託は色んな会社の株を保有しているような状態なので、A社が下がってもB社が上がればプラスマイナスゼロ、そしてC社が少し上がればプラスに転じます。

広く分散することによってプラスマイナス少しプラスを狙うものが投資信託です。

②プロに運用を任せられる

株をたくさん所有している場合、それぞれの値動きや、今後の予想、売買等を全て自分で管理しなければなりません。

忙しい人にとって投資に時間を割くことは負担になります。

それに比べて投資信託は、あらかじめ決められた目的・特色に沿ってプロが運用するので、自分の時間を有効に使うことができます。

また、どれくらいの値動きがあったかはインターネットで確認することができますし、月ごとの運用実績レポートで詳しい内容を確認することができます。

しかしメリットがあればデメリットもあります。

1つ目の分散投資によってリスクが下がる分、利益は少なくなります。その為、ある程度の利益を得る場合は長期的な運用が必要になります。

レバレッジをかけらけるFXや、先物取引と比べると利益を得るまでに時間がかかります。

そして、2つ目で説明したプロに運用を任せられる反面、プロに支払う報酬である運用管理費(信託報酬)がかかります。この運用管理費は投資商品によって様々です。

これを選びました

色々な投資方法がありますが、私が選んだものは投資信託です。

投資方法は人によって様々ですし、目的によって変わるものですが、私の場合は預金より年率の高いものが念頭にあります。

また、分かりやすいものが良いという理由があり、投資信託を選びました。

しかし、リスクの低い投資信託と言ってもリスクはあります。

増えるかもしれないし、減るかもしれない……それが投資です。

余剰資金の範囲で、まず投資信託から始めていき、段階的に種類を増やしていく方針です。

今後は投資信託の選び方や、実際に購入した投資信託について書く予定です。

それではまた。